最近喰いしん坊!を読み返していたのだが、そこで少し疑問に思った事がある。
その疑問とは、悪食三兄弟の三男である走三が行っていた「カレーライス + ぜんざい」という食べ合わせについてだ。
- 今回はこの事について少し考察等していこうと思う。
悪食は熱くてすぐ食べられない料理を無理矢理冷ますために生み出された食べ方
悪食の起源については長男の走一が「親父の仕事が忙しく時間の都合上、熱くてすぐ食べられない料理はジュースやアイスを混ぜてかっ込んでいた」とった旨の話を語っている。
この熱くてすぐ食べられない料理はジュースやアイスを混ぜて無理矢理冷ます、という部分が今回の疑問点だ。
ぜんざいは基本的に熱い(温かい)料理ではないだろうか?
ぜんざいという料理に関してだが、少なくとも私は熱い料理、温かい料理だと考えている。
冷やしぜんざいという冷たいぜんざいもあるにはあるが、わざわざ前に「冷やし」と付いている事からもスタンダードなぜんざいは熱のある料理ではないだろうか。
そこでさっきの悪食に関する説明が問題となってくる。
熱いカレーライスに熱いぜんざいを混ぜても結局熱いままではないか?
カレーライスという熱い食べ物にぜんざいという熱い食べ物を足して食べる行為。
この食べ方は、料理を無理矢理冷まして早く食べるため生まれた悪食としてどうなのだろうか。
他2つの食べ方と異なり、特に時短等は出来ないような気がすると個人的には思うのだが。
実際に試してみるのが一番早いかもしれないが、他2つの悪食よりは幾分マシに思えても流石にわざわざやりたいとは思わない。
ちなみにだが、作中のぜんざいが冷やしぜんざいという説はないと考えている。
その理由は単純に、作中で描かれているぜんざいから湯気らしき物が出ているからだ。
これで冷やしぜんざいと言うのは流石に無理があるだろう。
こういった理由等から、走三が行ってた悪食に関しては他2名の悪食と少し異なるのではないだろうかと思った次第だ。
悪食であることに違いはないのだが、少し他の悪食とは異なるというか。
もしかしたら走一と走ニに合わせてあの様な食べ方をしていた、といった可能性があるかもしれない。
実際走三はその悪食をやめたあとは件の店で料理人として働いており、走一や走ニが全国で食べてきた食べ物を再現する事もあるらしい。
そういった事は繊細な味覚がないと出来ないと思うので、走三は上の2人に合わせてあのような食べ方をしていたのではないかと私は考えている。
半分以上はただの妄想こじつけみたいなものだが、あながち間違えというわけでもないだろう。
以上が今回悪食に関して思った疑問に関する考察だ。
本記事はこれにて終了とする。
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