本記事では、超絶名作漫画の喰いしん坊!に登場するキャラクター、「猪瀬 黒兵衛」の必殺技である「鯨食い」は邪道喰いか否かの考察をしていく。
鯨食いとはなんぞやという人向けに簡単に説明すると、鉄火丼を一気に9杯程別の大きな器(作中ではボウル)に移して猛然と食べる方法のことである。
一度に大量の鉄火丼を食べることにより食事の時間を短縮させつつ、相手の戦意を喪失させるのが目的の食べ方だ。
原作の4巻で登場した技である。
これは個人的な意見になるのだが、私はこの鯨食いは邪道喰いに分類されると考えている。
邪道喰いに分類されると判断した主な理由としては、
①元々の料理の見た目を崩している
②醤油を大量にかけることにより味が変わる
③大量の水で流し込む必要がある
といった三つ程の理由から鯨食いは邪道喰いだと思っている。
ちなみにだが以下の記事で作中で曖昧すぎる邪道喰いの定義について考察しているので、暇な人は是非読んでみてほしい。
それぞれの理由について少し詳しく掘り下げていく。
①元々の料理の見た目を崩している
まず一つ目の理由だが、鯨食いが元々の料理の見た目を崩す食べ方であるということだ。
作中での邪道喰いの定義が非常に曖昧なので判断が難しいが、基本的には料理の見た目を変えるこは邪道喰いに分類されている節がある。
その定義に基づいて考えると、鯨食いは大量の鉄火丼を別の容器に移して食べていることから元々の料理の見た目を残っているので邪道喰いではないかと判断できる。
②醤油を大量にかけることにより味が変わる
続いて二つ目の理由だが、鯨食いは大量の醤油をかける必要があるので味が変わってしまうからである。
作中で満太郎が鯨食いの解説をしているが、鯨食いは大量の醤油をかける必要がある。
通常の鉄火丼だったら少量の醤油でをかければ充分食べることができる。
だが一度に大量の丼を食べる必要がある鯨食いは、どうしても醤油を大量にかけないといけなくなってくる。
そのため、大量に醤油をかける = 味が濃くなってしまう = 元々の料理から大きく味が異なってしまうといった図式が生まれる。
こういった理由からも、鯨食いは邪道喰いなんじゃないかと判断できる。
③大量の水で流し込む必要がある
続いて三つ目の理由だが、鯨食いは大量の水で流し込む必要があるからである。
これに関しても作中で満太郎が解説しており、大量の醤油をかける必要がある鯨食いは通常よりも喉の渇きを増長させることになる。
喉が渇く = 水を飲む必要がある。
作中でも黒兵衛が大量の水で流し込んでいたが、料理を流し込むという行為は正道喰いとは呼べない。
このことからも、鯨食いは邪道喰いなんじゃないかと判断できる。
結論:鯨食いは邪道喰い
これらの理由から、猪瀬 黒兵衛の鯨食いは邪道喰いだと判断した。
別記事でも書いているが、邪道喰いは非常に定義が曖昧である。
これはどう見ても邪道喰いだろうと思うような食べ方も、作中で邪道喰いではないとされている場合も存在する。
鯨食いも邪道喰いではないとされていたが(作中で満太郎が邪道喰いと指摘しなかったため)、私は邪道喰いだと思っている。
以上で、「鯨食い」は邪道喰いか否か考察の記事は終了とする。
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